美しき革新。美しき空間。

Speaker System

TAD Compact Evolution One

CE1TX

Stereo Sound Grand Prix 2022 オーディオ銘機賞2023 特別大賞

TAD Compact Evolution One

TAD-CE1TXは2022ステレオサウンドグランプリとオーディオ銘機賞2023“特別大賞”を受賞しました。

何も足さず、何も加えず、ありのままに、あるがままに。
音楽家と製作者が創造したすべてを忠実に再現するために、
TADは、革新的ブックシェルフとして多くのオーディオファイルから評価を受けたTAD-CE1を、
さらに精緻に、さらに美しく、新たなる革新 “TAD-CE1TX” へと深化させた。
正確無比な音像をあるべき位置に定位させ、その空間を三次元的な広がりで埋める音場再現により、
スタジオで意思を持って制作された音楽空間をのままによみがえらせ、これまでの2ch再生の醍醐味を一新する。
TAD-CE1TX 美しき革新で、美しき空間へ。

テクノロジー

理想的な点音源再生を実現した「CST※1ドライバー」を採用

位相の一致したポイントから、広帯域にわたって指向性をコントロールして再生する中高域用の同軸スピーカーユニット「CSTドライバー」を搭載し、安定した定位と自然な音場空間を再現します。ミッドレンジのコーンにより同軸配置されたトゥイーターの指向特性を制御し、トゥイーターとミッドレンジのクロスオーバーにおける位相特性と指向特性を一致させることで、全帯域で自然な減衰特性と指向放射パターンを両立しながら、CSTドライバーのみで250Hz~100kHzという超広帯域再生を実現しています。

※1 CST = Coherent Source Transducerの略語

トゥイーターに独自の蒸着法で加工した「ベリリウム振動板」を採用

トゥイーターに、軽量で剛性に優れたベリリウムを独自の蒸着法で成形した振動板を採用。コンピューター解析による最適化手法「HSDOM※2」を用いて形状設計し、分割振動とピストンモーションの最適バランスを導き出すことで、100kHzまでの超広帯域再生が可能です。

※2 HSDOM = Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Methodの略語

ミッドレンジに高内部損失の「新開発マグネシウム振動板」を採用

ミッドレンジに、実用金属の中で最も軽く内部損失が高いマグネシウム振動板を採用。表面に化成被膜と塗装による複合処理を施すことで、表面硬度のさらなる向上と損失の付加をはかり、材料固有の共振音による影響を排除し、歪みの少ない澄み切った中音を実現しています。また、サスペンションと振動板における中高域での逆共振を制御し、低歪化と立下り特性の改善を行っています。

ウーファーに「新開発MACSⅡ※3振動板」を採用

アラミドの織布と不織布を5層にラミネートした振動板をさらに改良し、センターキャップとコーンを一体化した1ピースのシェル状(殻形状)振動板の物性最適化を行うことで、豊かでクリアな低音を再生すると同時にカラレーションのない素直な中低域を再生します。

※3 MACSⅡ = Multi-layered Aramid Composite Shell 2nd generationの略語

プロユニットで培ったテクノロジーをウーファーサスペンションに採用

プロユニットで採用しているダンプ材塗布仕様のコルゲーションエッジに変更。それに伴い、ダンパースティフネス(硬さ)も変更しました。
サスペンションおよび駆動系をトータルで考え、大振幅時を含めたリニアリティーの改善を行うことで、歪の低減と時間特性の向上を図りました。

3D的な音場表現の向上による「音像と音場の高次元での両立」のさらなる追求

TAD-CE1に比べて高さ寸法で10mm、幅寸法で3mm小さくし、エンクロージャーのバッフル面積を小さくしました。また、CST周りのトリムリングの形状をミッドレンジ振動板からワンモーションでエンクロージャーに繋がる形状へ変更し、指向特性への影響を低減させました。それに伴いネットワークフィルターを変更させることで、音像自体を3次元配置し、「音像と音場の高次元での両立」を実現させました。

高い制振性と強度をもつ「SILENT※4エンクロージャー」

高剛性のバーチプライウッド(樺合板)を骨組みに使用し、内部損失の高いMDF材と組み合わせることで高い強度と低共振を実現する「SILENTエンクロージャー」。エンクロージャー左右の側板に、10mm厚の高剛性アルミパネルを装着することで、キャビネットの共振をさらに低減しています。また、エンクロージャー内部の定在波解析を行い、最適な吸音材を効果的に配置することで、音像・音場に悪影響を及ぼす内部定在波を排除しています。

※4 SILENT = Structurally Inert Laminated Enclosure Technologyの略語

自然で豊かな低域を再生するポートシステム「Bi-Directional ADS※5ポート」

スリット形状のポート(ダクト)をエンクロージャーの両サイドに設置し、開口部をホーン形状にすることで、滑らかな空気の流れを実現するポートシステム「Bi-Directional ADSポート」を継承。大振幅時のポートノイズを低減するとともに、ポートからの内部定在波の漏洩を抑制することで、レスポンス良く豊かな低域を再生します。また、ポートの開口部を前後・左右対称にレイアウトすることで、ポート駆動による振動を打ち消し自然な低域を再生します。

※5 Bi-Directional ADS = Bi-Directional Aero-Dynamic Slotの略語

木目の美しさを活かす透明度の高い鏡面仕上げのエンクロージャー(TAD-CE1TX-WN)

従来モデルで好評の木目柄を継承し、さらにその美しさを生かす濡れたような質感を持つ全面鏡面仕上げにしました。透明度の高い品位ある塗装を施し、塗装の吹き付け作業や下地塗装の研磨、最終の磨き上げの工程を熟練の職人が丁寧に時間をかけて仕上げています。

品位のあるピアノブラック塗装のエンクロージャーを採用(TAD-CE1TX-K)

エンクロージャーには品位あるピアノブラック塗装を施し、熟練の職人が塗装・研磨と、それに続くバフ研磨・磨き上げの工程を、時間をかけて丁寧に行うことで、美しい鏡面に仕上げています。

性能を最大限に引き出すスタイリッシュな専用スタンド

専用スタンド「TAD-ST2TX-K」は、高強度でありながら高い制振性を持つ構造により、「TAD-CE1TX」のパフォーマンスを最大限に引き出します。

仕様

スピーカー「TAD-CE1TX」の主な仕様

正式型番 TAD-CE1TX-WN / TAD-CE1TX-K
型式 3ウェイ バスレフ ブックシェルフ型
ドライブユニット ウーファー: 18 cm コーン型
ミッドレンジ/トゥイーター: 同軸14 cm コーン型 / 3.5 cm ドーム型
パフォーマンスデータ 再生周波数帯域: 34 Hz ~ 100 kHz
クロスオーバー周波数: 250 Hz、1.8 kHz
最大入力: 200 W
出力音圧レベル: 85 dB (2.83 V・1 m)
定格インピーダンス: 4 Ω
その他 質量: 29 kg
外形寸法: 287 mm (W) × 510 mm (H) × 447 mm (D)
付属品 ウーファーグリル、ショートケーブル ×2、滑り止めパッド ×4、
クリーニングクロス、オーナーズマニュアル

スピーカースタンド「TAD-ST2TX」の主な仕様

正式型番 TAD-ST2TX-K
仕様 質量: 18.5 kg
外形寸法: 399 mm (W) × 591 mm (H) × 485 mm (D) (スパイク未装着時)
付属品 コーン型スパイク ×6、転倒防止スパイク ×4、スパイク受け ×6、
コルクシート ×6、組立用ネジ ×16、本体固定用ネジ ×4、
オーナーズマニュアル

※ 2台1組での梱包になります。
    質量および外形寸法は1本あたりの数字になります。

TAD-CE1TX / TAD-ST2TX 装着時外形寸法

カタログ

カタログダウンロード (PDF 4.36 MB)

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