美しき深化が、
感性を揺さぶる。

Speaker System

TAD Evolution One

E1AX

TAD Evolution One

Evolutionシリーズのフロア型スピーカー「Evolution ONE」が、さらなる高みへ。
TAD独自の真空蒸着法による新開発2.5cmベリリウム振動板トゥイーターを搭載するとともに、
上位機種譲りの「AFAST」による定在波の低減と、
「Bidirectional ADP(Aero Dynamic Port) システム」による豊かな低域再生を実現。
深化したサウンドが、新たな感動をもたらす。

テクノロジー

理想的な点音源再生を実現した「9cmCST※1ドライバー」を採用

位相の一致したポイントから広帯域にわたって指向性をコントロールして再生する中高域用の同軸スピーカーユニット「9cmCSTドライバー」を搭載しており、安定した定位と自然な音場空間を再現します。ミッドレンジのコーンで同軸配置されたトゥイーターの指向特性を制御し、トゥイーターとミッドレンジのクロスオーバーにおける位相特性と指向特性を一致させることで、全帯域で自然な減衰特性と指向放射パターンを両立。CSTドライバーのみで420Hz~60kHzという広帯域再生を実現しています。

※1 CST = Coherent Source Transducerの略語

トゥイーターに独自の蒸着法で製造した新開発「25mmベリリウム振動板」を採用

CSTドライバーのトゥイーターに、軽量で剛性に優れたベリリウムを用いて独自の真空蒸着法で製造した「25mmベリリウム振動板」を採用しました。コンピューター解析による最適化手法「HSDOM※2」を用いて形状設計し、分割振動とピストンモーションの最適バランスを導き出すことで、60kHzまでの超広帯域再生を実現しています。

※2 HSDOM = Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Methodの略語

ミッドレンジに高内部損失の新開発「マグネシウム振動板」を採用

ミッドレンジに、軽量かつ内部損失の高いマグネシウム合金を用いた振動板を採用。新たに、陽極酸化処理と塗装による複合処理を施して表面硬度のさらなる向上と損失付加を図るとともに、ボイスコイルからのリード引き出し部のわずかな共振を抑えることで、歪みの少ない澄み切った中音を実現しています。また、磁気回路を抱えるフレームバスケットのアーム部の形状を見直し、大幅な強度アップとミッドレンジ背面におけるスムーズな音波の伝搬を実現しています。

ウーファーに「MACC※3振動板」を採用

ウーファーに、アラミド織布と異素材の不織布をラミネートした「MACC振動板」を採用することで、豊かでクリアな低域再生とカラレーションのない素直な中低域再生を実現しました。また、LDMC (Linear Drive Magnetic Circuit) を搭載した磁気回路をブラシュアップして駆動力とそのリニアリティーを高めるとともに、発泡ポリカーボネートのコルゲーションエッジによる支持系の高いリニアリティーにより、歪みのないクリアで豊かな低音を再生します。さらに、ウーファーフレームも強力でリニアな駆動力を受け止めるようアーム部の形状を見直し、強度アップとスムーズなエアフローを実現しています。

※3 MACC = Multi-layered Aramid Composite Coneの略語

高い制振効果と強度をもつ「SILENT※4エンクロージャー」

高剛性のバーチプライウッド (樺合板) を骨組みに使用し、内部損失の高いMDF材と組み合わせることで高い強度と低共振を実現する「SILENTエンクロージャー」を採用。さらに、エンクロージャー内部の低次の定在波モードを低減する「AFAST」を採用し、最適な吸音材を選定し効果的に配置することで、音像・音場に悪影響を及ぼす内部定在波を抑制しています。

※4 SILENT = Structurally Inert Laminated ENclosure Technologyの略語

自然で豊かな低域を再生する「Bidirectional ADP※5システム」

エンクロージャーの底部にポートを配置し、開口部を前後へレイアウト。そのポート内部をホーン形状とすることで、ポートノイズを低減した効率のよいポート駆動が可能になり、クリアでレスポンスのよい中低音を実現します。また、ポートフレアにはアルミダイキャストを使用するとともに、ポートを前後の対称レイアウトにすることで、エンクロージャーを振動させる力を打ち消し、豊かで力強い低域を再生します。さらに、10mm厚の鋼板製ベースプレートを採用することで、安定した設置を可能にし、強力な駆動力を持つウーファーのリアクションをしっかりと受け止めます。

※5 ADP = Aero Dynamic Port

設置環境に合わせて選べるカラーバリエーション

設置環境に合わせて選べるように、従来機種の「ブラック(K)」に加え、新色の「グロッシーホワイト(GW)」をラインアップしました。熟練の職人による塗装の吹き付け作業、下地塗装の研磨、最終の磨き上げの工程など丁寧に時間をかけ、美しいエンクロージャーに仕上げています。また、設置時に使用する滑り止めパッドやお手入れ用のクリーニングクロス、音質への影響を最小限に抑えたウーファーグリルなどを付属しています。


ピアノブラック(K)


グロッシーホワイト(GW)

仕様

正式型番 TAD-E1AX-K / TAD-E1AX-GW
型式 3ウェイ バスレフ フロアスタンド型
ドライブユニット ウーファー: 16 cm コーン型 ×2
ミッドレンジ/トゥイーター: 同軸9 cm コーン型 / 2.5 cm ドーム型
パフォーマンスデータ 再生周波数帯域: 29 Hz ~ 60 kHz
クロスオーバー周波数: 420 Hz、2.5 kHz
最大入力: 200 W
出力音圧レベル: 88 dB (2.83 V・1 m)
定格インピーダンス: 4 Ω
その他 質量: 54 kg
外形寸法: 347 mm (W) × 1,146 mm (H) × 518 mm (D)
付属品 ウーファーグリル ×2、ショートケーブル ×2、コーン型スパイク ×3、
転倒防止スパイク ×2、スパイク受け ×3、滑り止めパッド ×4、
クリーニングクロス、オーナーズマニュアル

外形寸法

アワード / レビュー

カタログ

カタログダウンロード (PDF 3.75 MB)

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