報道資料

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2014年8月29日
株式会社 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-3

~TAD Referenceシリーズの思想と技術を継承~
自然で豊かな低域を再生する新ポートシステムを搭載したブックシェルフ型スピーカー
TAD Evolutionシリーズ「TAD-CE1」を新発売

TAD-CE1-KS_01
商品名 製品名 カラー
(サイドフレーム
/アルミパネル)
希望小売価格
(税別)
発売時期
スピーカーシステム TAD Compact Evolution one
TAD-CE1-KS
ブラック
/シルバー
800,000円
(1本)
2014年11月中旬
TAD Compact Evolution one
TAD-CE1-KJ
ブラック
/グレー
800,000円
(1本)
2015年1月
TAD Compact Evolution one
TAD-CE1-WS
ホワイト
/シルバー
未定 2015年夏
TAD Compact Evolution one
TAD-CE1-WJ
ホワイト
/グレー
未定 2015年夏
スピーカースタンド
(TAD-CE1 専用)
TAD-ST2-K ブラック 180,000円
(1ペアー)
2014年11月中旬
TAD-ST2-W ホワイト 未定 2015年夏

企画意図

株式会社テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズは、妥協しないものづくりにこだわり、最高の音質を目指したハイエンドオーディオ『Referenceシリーズ』と、デジタル技術に対応した『Evolutionシリーズ』を市場に導入しています。
この度、『Evolutionシリーズ』のラインアップとして、アルミパネルを使ったスタイリッシュなデザインのブックシェルフ型スピーカーシステム「TAD-CE1」を発売します。本機は、独自の蒸着法で加工したベリリウム振動板をトゥイーターに採用した“CST(Coherent Source Transducer)ドライバー”を搭載するなど、『Referenceシリーズ』のスピーカーシステム「TAD-R1」で培った技術を継承しており、安定した定位と自然な音場空間を実現します。また、ブックシェルフ型ならではのシャープな音像に加え、新開発のポートシステム “Bi-Directional ADS(Aero-Dynamic Slot)”により、自然で豊かな低域再生を実現しています。『Evolutionシリーズ』のSACDプレーヤー「TAD-D1000」、D/Aコンバーター「TAD-DA1000」と基調を揃えたデザインで、アルミパネルとサイドフレームの色を変えたカラーバリエーションモデルを順次導入します。
当社は、『Evolutionシリーズ』のラインアップを拡充することで、お客様のニーズに応えるとともに、TADブランドのさらなる強化を図っていきます。

主な特長

1)  安定した定位と自然な音の広がりを再現する同軸スピーカーユニット“CSTドライバー”を搭載

位相の一致したポイントから、広帯域にわたって指向性をコントロールして再生する中高域用の同軸スピーカーユニット“CSTドライバー”を搭載しており、安定した定位と自然な音場空間を再現します。ミッドレンジのコーンにより、同軸配置されたトゥイーターの指向特性を制御し、トゥイーターとミッドレンジのクロスオーバーにおける位相特性と指向特性を一致させることで、全帯域で自然な減衰特性と指向放射パターンを両立し、CSTドライバーのみで250Hz~100kHzという超広帯域再生を実現しています。

2)  トゥイーターに独自の蒸着法で加工したベリリウム振動板を、ミッドレンジには軽量で高内部損失のマグネシウム振動板を採用

トゥイーターに、軽量で剛性に優れたベリリウムを独自開発の蒸着法で成形した振動板を採用しています。コンピューター解析による最適化手法「HSDOM(Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method)」を用いて形状設計し、分割振動とピストンモーションの最適バランスを導き出すことで、100kHzまでの超広帯域再生を実現しています。ミッドレンジには、内部損失の高いマグネシウム振動板を採用することで、材料固有の共振音の影響を排除し、歪みの少ない音を再生します。

3)  ウーファーに、MACS(Multi-layered Aramid Composite Shell)振動板を採用

ウーファーに、軽量で高剛性なアラミド繊維の織布と不織布を何層にもラミネートした振動板を採用し、センターキャップとコーンをシェル状(殻形状)に一体化することで、豊かな低音再生とクリアな中低域再生を実現しています。また、強力なネオジムマグネットを使用したTポール型磁気回路の採用により、小さな振幅から大きな振幅まで均一で高い駆動リニアリティを実現しています。

4)  キャビネットの不要共振を低減する“SILENT(Structurally Inert Laminated Enclosure Technology)エンクロージャー”

高剛性の樺(バーチ)合板を骨組みに使用し、内部損失の高いMDF(Medium Density Fiberboard:中質繊維板)材と組み合わせることで高い強度と低共振を実現する“SILENTエンクロージャー”構造です。エンクロージャーの左右の側板に、10mm厚の高剛性アルミパネルを装着することで、キャビネットの共振をさらに低減します。また、エンクロージャー内部の定在波解析を行い、最適な吸音材を選定して効果的に配置することで、音像・音場に悪影響を及ぼす内部定在波を排除しています。

5)  自然で豊かな低域を再生するポートシステム“Bi-Directional ADS”

スリット形状のポート(ダクト)をエンクロージャーの両サイドに設置し、開口部をホーン形状にすることで、滑らかな空気の流れを実現するポートシステム“Bi-Directional ADS”を搭載しています。大振幅時のポートノイズを低減するとともに、ポートからの内部定在波の漏洩を抑制することで、レスポンス良く豊かな低域を再生します。また、ポートの開口部を前後・左右対称にレイアウトすることで、ポート駆動による振動を打ち消し自然な低域を再生します。

6)  木目が美しい“トロピカル オリーブ材”をエンクロージャーに採用

エンクロージャーの前後・上下に、木目が美しい“トロピカル オリーブ材”を採用し、透明度の高い塗装を施しています。また、サイドフレームにアルミパネルを装着した斬新なデザインで、2色のサイドフレーム(黒/白)と、2色のアルミパネル(シルバー/グレー)の組み合わせを変えたカラーバリエーションモデルを順次導入します。

※左から「TAD-CE1-KS」「TAD-CE1-KJ」と「TAD-ST2-K」の組み合わせ、「TAD-CE1-WS」「TAD-CE1-WJ」と「TAD-ST2-W」の組み合わせ

主な仕様

型式 3ウェイ バスレフ ブックシェルフ型
スピーカー構成 3ウェイ方式
ウーファー 18 cmコーン型
ミッドレンジ / トゥイーター 同軸14 cmコーン型 / 3.5 cmドーム型
再生周波数帯域 34 Hz ~ 100 kHz
クロスオーバー周波数 250 Hz、2 kHz
出力音圧レベル 85 dB(2.83 V・1 m)
最大入力 200 W
公称インピーダンス 4 Ω
ユニット極性 低域(+)、中域(+)、高域(+)
外形寸法 290 mm (W) × 524 mm (H) × 446 mm (D)
質量 30 kg
付属品 ショートケーブル x 2 、クリーニングクロス