報道資料

ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

2019年10月24日
株式会社 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-8

~至高の音を追求し、深化を遂げたReferenceシリーズ~
パワーアンプ「TAD-M700」「TAD-M700S」を発売

TAD-M700
商品名 型番 希望小売価格(税別) 発売時期
モノラルパワーアンプ TAD-M700 3,200,000 円 12月上旬
2chパワーアンプ TAD-M700S 3,900,000 円 12月上旬

企画意図

株式会社テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TADL)は妥協しないものづくりにこだわり、最高の音質を目指したハイエンドオーディオ “Referenceシリーズ” と革新的な技術を取り入れた “Evolutionシリーズ” を市場導入しています。
このたび当社は、Referenceシリーズのパワーアンプ「TAD-M700」と「TAD-M700S」を発売します。本シリーズでは、音質をさらに向上させるとともに顧客ニーズの多様化に合わせ、モノラルパワーアンプ「TAD-M700」、そして新たにBi-Ampモードを搭載した2chパワーアンプ「TAD-M700S」をラインアップに追加しました。

主な特長

1) 回路および構造面において対称性を追求

スピーカーの振動板を正確にドライブするためには、ボイスコイルに流れる正負の電流発生源が完全に同一である必要があります。そのため、増幅回路には入力から出力まで完全に独立したアンプをバランス接続したBTL方式を採用し、正負電源の対称のみならずすべての電源回路を独立設計しています。また、構造面では、電源トランスの配置や基板のパターン構成に加え、配線長まで対称性を重視したデュアルモノ構成を採用しています。

2) 振動制御技術を向上

アルミニウム鋳造シャーシを採用することで高い内部損失を獲得し、不要振動周波数による固有共振を排除しました。シャーシ内部のパーツ配置を最適化することで、外部音圧による不要振動を抑える強固な構造を実現しています。また、シャーシには低インピーダンスのアルミニウムを採用し、高い安定性を実現しています。

3) 新構造の「アジャスタブルスパイク」を採用

インシュレーターの荷重ポイントを明確化し、床からの振動の影響を低減するとともに、アイソレーション性能を向上させる新構造の「アジャスタブルスパイク」を採用。これにより音の情報量、力感および空間表現力を向上させています。

4) 新構造の「ワイドトレッドシャーシ」を採用

従来よりも緩やかなラウンド形状のアルミニウム鋳造のシャーシを用いることで、可聴帯域からの共振振動を抑制する安定した土台を実現。「TAD-M600」から継承している、シャーシ脚部を本機の外側に配置する「ワイドトレッドシャーシ」のテーパー角度を最適化することで、さらに重心を下げています。

5) パワフルなスピーカードライブを実現する電力増幅回路を採用

高域特性に優れた大電力「マルチエミッタ・トランジスタ」を採用した電力増幅回路をバランスアンプ接続することにより、全周波数帯域で余裕のあるドライブを実現します。また、最終出力段のエミッタ抵抗には、新開発のハイブリッド型抵抗素子による非磁性抵抗器を採用。入力から出力まで信頼性の高い部品を採用することにより、パワフルなスピーカーのドライブを実現しています。

6) 大容量電源を採用

長年蓄積してきた音質と信頼性に関するノウハウを結集し、匠によりハンドメイドされた2基トータル2.8KVAの超大型電源トランスを採用。一次巻線と二次巻線の結合度を高めるためにボビンを排し、絶縁紙を直接コア部に巻いています。特に感度の高いファーストステージ用の巻線を高純度な直出しにすることで、応答性の良い安定した音質を実現しています。また、新開発のオリジナルカスタムメイドで大容量の電解コンデンサー(33,000㎌)を4台使用し、ハイパワーアンプならではのスピード感あふれるダイナミックでしなやかな音を実現しています。

7) シンプル化にこだわった電圧増幅回路を採用

TADの技術思想「シンプル構造」に基づき、マッチドペアのFET入力回路を採用。入力回路素子の数を大幅に削減することで純度の高い信号増幅が可能となり、音楽信号の情報欠落を抑制します。新たにDCサーボ回路を採用することで、動作点のほか、温度変化や大小入力信号を含めた変化に対して安定した動作を実現しました。また、TADラボの匠の手により丁寧に選別してペアリングしたFETデバイスを入力回路及びDCサーボ回路に採用。これにより動作安定度が大幅に向上します。さらに、フィードバック抵抗には非磁性高信頼カーボン抵抗器を採用。信号経路を非磁性化することにより、磁性歪を徹底的に排除しています。

8) モノラルパワーアンプとBi-Ampモードを搭載した2chパワーアンプをラインアップ

お客様のニーズの多様化に対応するため、新たに2chパワーアンプ「TAD-M700S」をラインアップに追加しました。「TAD-M700S」はBi-Ampモードを搭載しており、同アンプを2台使用してスピーカーシステムの各ユニットを独立してドライブできます。これによりセパレーションが向上し、音場と音像を高次元で融合を実現しています。モノラルパワーアンプ「TAD-M700」と併せて幅広い選択が可能になりました。

主な仕様

TAD-M700 TAD-M700S
定格出力 700 W @1 kHz、4 Ω
350 W @1 kHz、8 Ω
350 W/ch @1 kHz、4 Ω
175 W/ch @1 kHz、8 Ω
定格歪率 0.005 %以下 @1 kHz、4 Ω、350 W 0.005 %以下 @1 kHz、4 Ω、175 W
S/N比 125 dB以上
周波数特性 1 Hz ~ 100 kHz、+0 dB ~ -3 dB
利得 (Gain) 29.5 dB
入力端子(感度) 1.5 V / 100 kΩ
電源 AC 100 V、50 Hz / 60 Hz
消費電力 590 W
待機時消費電力 0.5 W以下
外形寸法 幅516 mm × 高さ296 mm × 奥行622 mm
質量 74.5 kg 75.5 kg