報道資料
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2023年8月31日
株式会社 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-8
フロアスタンド型スピーカーシステム「TAD-GE1」を新発売
~Referenceシリーズの思想を継承~
商品名 | 型番 | 希望小売価格 | 発売時期 |
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スピーカーシステム | TAD-GE1-WN | 2,500,000 円(1本) (税込 2,750,000 円) |
11月下旬 |
企画意図
株式会社 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TADL)は、妥協しないものづくりにこだわり、最高の音質を目指したハイエンドオーディオ「Referenceシリーズ」と革新的な技術を取り入れた「Evolutionシリーズ」を市場導入しています。
このたび、昨年発売以来好評いただいている「TAD-CE1TX」のユニットや品位ある木目調デザインを取り入れたEvolutionシリーズのフロアスタンド型モデル「TAD-GE1 (Grand Evolution One)」を発売します。
「TAD-CE1TX」で使用しているユニット本来の良さを活かしつつ、Reference TXシリーズの技術や音質コンセプトを採用することで、上位シリーズのReferenceシリーズに迫る“音場と音像の高次元での融合”を実現しています。
主な特長
1) 理想的な点音源再生を実現した「CSTドライバー」を採用
位相の一致したポイントから広帯域にわたり指向性をコントロールして再生する中高域用の同軸スピーカーユニット「CSTドライバー」を搭載し、安定した定位と自然な音場空間を再現します。ミッドレンジのコーンにより同軸配置されたトゥイーターの指向特性を制御し、トゥイーターとミッドレンジのクロスオーバーにおける位相特性と指向特性を一致させることで、全帯域で自然な減衰特性と指向放射パターンを両立しながら、「CSTドライバー」のみで250Hz~100kHzという超広帯域再生を実現しています。
2) トゥイーターに独自の蒸着法で加工した「ベリリウム振動板」を採用
トゥイーターには、軽量で剛性に優れたベリリウムを独自の蒸着法で成形した振動板を採用。コンピューター解析による最適化手法「HSDOM(Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method)」を用いて形状設計し、分割振動とピストンモーションの最適バランスを導き出すことで、100kHzまでの超広帯域再生が可能です。
3) ミッドレンジに高内部損失の「マグネシウム振動板」を採用
ミッドレンジには、実用金属の中で最も軽く内部損失が高いマグネシウム振動板を採用。表面に化成被膜と塗装による複合処理を施すことで、表面硬度のさらなる向上と損失の付加を図り、材料固有の共振音による影響を排除し、歪みの少ない澄み切った中音再生を実現しています。また、サスペンションと振動板における中高域での逆共振を制御し、低歪化と立下り特性の改善を行っています。
4) ウーファーに「MACSⅡ(Multi-layered Aramid Composite Shell 2nd generation)振動板」を採用
アラミドの織布と不織布を5層にラミネートした振動板をさらに改良し、センターキャップとコーンを一体化した1ピースのシェル状(殻形状)振動板の物性最適化を行いました。また、ダブルウーファー構造を採用することで、豊かな低域とクリアでカラレーションのない素直な中低域再生を両立しています。
5) 高い制振性と強度を持つ「SILENT(Structurally Inert Laminated Enclosure Technology)エンクロージャー」
高剛性のバーチプライウッド(樺合板)を骨組みに使用し、内部損失の高いMDF材と組み合わせることで、高い強度と低い共振を実現する「SILENTエンクロージャー」を採用しています。さらに、エンクロージャー内部の定在波解析を行い、低次の定在波モードを低減する「AFAST(Acoustic Filter Assisted System Tuning)」を採用。最適な吸音材を選定し効果的に配置することで、音像・音場に悪影響を及ぼす内部定在波を抑制しています。
6) 「TAD-R1TX」でも採用している「ISOドライブテクノロジー」を本機用に新開発
「CSTドライバー」をエンクロージャーに取り付ける際、ドライバーの持つパフォーマンスを最大限に引き出し正確な波形再生を実現するため、本機用に新しく開発した「ISO(Isolation)ドライブテクノロジー」を採用。「CST ドライバー」からエンクロージャーへの振動伝達を軽減する機構を搭載することで、音ににごりのないクリアな空気感を再現することができます。
25mmのアルミ無垢材から削り出した「CSTドライバー」をマウントするベース部は、リスナーに対して「CSTドライバー」が正対するように、バッフルの傾斜を相殺する形状となっています。
7) 自然で豊かな低域を再生する「Bidirectional ADP(Aero Dynamic Port)システム」
エンクロージャーの底部にポートを配置し、開口部を前後へレイアウト。そのポート内部をホーン形状とすることで、ポートノイズを低減した効率のよいポート駆動が可能になり、クリアでレスポンスのよい中低音を実現します。また、ポートフレアにはアルミダイキャストを使用するとともに、ポートを前後の対称レイアウトとすることで、エンクロージャーを振動させる力を打ち消し、豊かで力強い低域を再生します。さらに、15mm厚のアルミベースプレートを採用することで、安定した設置を可能にし、強力な駆動力を持つウーファーのリアクションをしっかりと受け止めます。
8) 木目が美しい「トロピカル オリーブⅡ」材をエンクロージャーに採用
「TAD-CE1TX」で好評のトロピカルオリーブ柄を継承し、さらにその美しさを生かす濡れたような質感を持つ全面鏡面仕上げにしました。透明度の高い品位ある塗装を施し、塗装の吹き付け作業や下地塗装の研磨、最終の磨き上げの工程を熟練の職人が丁寧に時間をかけて行っています。
主な仕様
型式 | 3ウェイ バスレフ フロア型 |
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ウーファー | 18 cm コーン型×2 |
ミッドレンジ / トゥイーター | 同軸 14 cm コーン型 / 3.5 cm ドーム型 |
再生周波数帯域 | 27 Hz ~ 100 kHz |
クロスオーバー周波数 | 250 Hz、1.8 kHz |
出力音圧レベル | 88 dB (2.83 V・1 m) |
最大入力 | 250 W |
定格インピーダンス | 4 Ω |
ユニット極性 | 低域 (+)、中域 (+)、高域 (+) |
外形寸法 | 394 mm (W) × 1,212 mm (H) × 547 mm (D) ※スパイク未装着 |
質量 | 64 kg |
付属品 | ウーファーグリル×2、ショートケーブル×2、 コーン型スパイク×3、転倒防止スパイク×2、 スパイク受け×3、クリーニングクロス、オーナーズマニュアル |