報道資料

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2025年1月30日
株式会社 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-8

~TAD独自のCSTドライバーを刷新し、深化したサウンドを実現~
ブックシェルフ型スピーカーシステム「TAD-ME1TX」を発売

【TAD-ME1TX-K】

【TAD-ME1TX-SW】

商品名 型番 カラー 希望小売価格 発売時期
スピーカーシステム TAD-ME1TX-K ブラック 770,000 円(1本)
(税込 847,000 円)
3月中旬
スピーカーシステム TAD-ME1TX-SW シルバーホワイト 790,000 円(1本)
(税込 869,000 円)
4月上旬
スピーカースタンド TAD-ST3TX-K ブラック 260,000 円(2本1組)
(税込 286,000 円)
3月中旬
スピーカースタンド TAD-ST3TX-SW シルバーホワイト 280,000 円(2本1組)
(税込 308,000 円)
4月上旬

企画意図

株式会社 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ (TADL) は妥協しないものづくりにこだわり、最高の音質を目指したハイエンドオーディオ「Referenceシリーズ」と、革新的な技術を取り入れた「Evolutionシリーズ」を市場導入しています。
このたび、2016年の発売以来全世界で好評をいただいたEvolutionシリーズのブックシェルフ型スピーカーシステム「TAD-ME1」の後継機種「TAD-ME1TX」を発売します。
従来機種で採用していた「Bidirectional ADS (Aero-Dynamic Slot) ポート」を継承しながら、上位モデルと同様の真空蒸着法で製造したベリリウム振動板をCSTドライバーのトゥイーターに採用するなど細部にわたって刷新し、深化したサウンドを実現しています。

主な特長

1) 理想的な点音源再生を実現した「9cmCSTドライバー」を採用

位相の一致したポイントから広帯域にわたって指向性をコントロールして再生する中高域用の同軸スピーカーユニット「9cmCSTドライバー」を搭載しており、安定した定位と自然な音場空間を再現します。ミッドレンジのコーンで同軸配置されたトゥイーターの指向特性を制御し、トゥイーターとミッドレンジのクロスオーバーにおける位相特性と指向特性を一致させることで、全帯域で自然な減衰特性と指向放射パターンを両立。CSTドライバーのみで420Hz~60kHzという広帯域再生を実現しています。

2) トゥイーターに独自の蒸着法で製造した「25mmベリリウム振動板」を採用

トゥイーターに、軽量で剛性に優れたベリリウムを用いて独自の真空蒸着法で製造した新開発の「25mmベリリウム振動板」を採用しました。コンピューター解析による最適化手法「HSDOM (Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method)」を用いて形状設計し、分割振動とピストンモーションの最適バランスを導き出すことで、60kHzまでの超広帯域再生を実現しています。

3) ミッドレンジに高内部損失の新開発「マグネシウム振動板」を採用

ミッドレンジに、軽量かつ内部損失の高いマグネシウム合金を用いた振動板を採用。新たに、陽極酸化処理と塗装による複合処理を施して表面硬度のさらなる向上と損失付加を図るとともに、ボイスコイルからのリード引き出し部のわずかな共振を抑えることで、歪みの少ない澄み切った中音を実現しています。また、磁気回路を抱えるフレームバスケットのアーム部の形状を見直し、大幅な強度アップとミッドレンジ背面におけるスムーズな音波の伝搬を実現しています。

4) ウーファーに「MACC (Multi-layered Aramid Composite Cone) 振動板」を採用

ウーファーに、アラミド織布と異素材の不織布をラミネートした「MACC振動板」を採用することで、豊かでクリアな低域再生とカラレーションのない素直な中低域再生を実現しました。また、LDMC (Linear Drive Magnetic Circuit) を搭載した磁気回路をブラシュアップして駆動系のリニアリティーを高めるとともに、発泡ポリカーボネートのコルゲーションエッジによる支持系の高いリニアリティーにより、歪みのないクリアで豊かな低音を再生します。さらに、ウーファーフレームも強力でリニアな駆動力を受け止めるようアーム部の形状を見直し、強度アップとスムーズなエアフローを実現しています。

5) 高い制振効果と強度をもつ「SILENT (Structurally Inert Laminated ENclosure Technology) エンクロージャー」

高剛性のバーチプライウッド (樺合板) を骨組みに使用し、内部損失の高いMDF材と組み合わせることで高い強度と低共振を実現する「SILENTエンクロージャー」を採用。エンクロージャーの左右の側板に、厚みを増した5mm厚の鋼板パネルを装着することで、キャビネットの共振をさらに低減します。また、エンクロージャー内部の定在波解析を行い、最適な吸音材を選定して効果的に配置することで、音像・音場に悪影響を及ぼす内部定在波を排除しています。

6) 自然で豊かな低域を再生する「Bidirectional ADSポート」

スリット形状のポート (ダクト) をエンクロージャーの両サイドに設置し、開口部をホーン形状にすることで、滑らかな空気の流れを実現するポートシステム「Bidirectional ADSポート」を継承しています。大振幅時のポートノイズを低減するとともに、ポートからの内部定在波の漏洩を抑制することで、レスポンス良く豊かな低域を再生します。また、ポートの開口部を前後・左右対称にレイアウトすることでポート駆動による振動を打ち消し、自然な低域を再生します。

7) 設置環境に合わせて選べるカラーバリエーション

設置環境に合わせて選べるように、従来機種の「ブラック(K)」に加え、新色の「シルバーホワイト(SW)」をラインアップしました。熟練の職人による塗装の吹き付け作業、下地塗装の研磨、最終の磨き上げの工程など丁寧に時間をかけ、美しいエンクロージャーに仕上げています。また、設置時に使用する滑り止めパッドやお手入れ用のクリーニングクロス、音質への影響を最小限に抑えたウーファーグリルなどを付属しています。

8) 「TAD-ME1TX」の性能を最大限に引き出す専用スピーカースタンド

発音源からの回折を抑えるスラント支柱を採用し、高強度でありながら高い制振性を持った構造の専用スピーカースタンド「TAD-ST3TX-K/TAD-ST3TX-SW」を同時に発売。「TAD-ME1TX」のパフォーマンスを最大限に引き出します。

スピーカーシステム「TAD-ME1TX-K/TAD-ME1TX-SW」の主な仕様

型式 3ウェイ バスレフ ブックシェルフ型
ウーファー 16 cm コーン型
ミッドレンジ / トゥイーター 同軸 9 cm コーン型 / 2.5 cm ドーム型
再生周波数帯域 36 Hz ~ 60 kHz
クロスオーバー周波数 420 Hz、2.5 kHz
出力音圧レベル 85 dB (2.83 V・1 m)
最大入力 150 W
定格インピーダンス 4 Ω
ユニット極性 低域 (+)、中域 (+)、高域 (+)
外形寸法 254 mm (W) × 411 mm (H) × 402 mm (D)
質量 21 kg
付属品 ウーファーグリル、 ショートケーブル×2 、滑り止めパッド×4、
クリーニングクロス、オーナーズマニュアル

スピーカースタンド「TAD-ST3TX-K/TAD-ST3TX-SW」の主な仕様

外形寸法 376 mm (W) x 642 mm (H) x 437 mm (D) (スパイク未装着時)
質量 16 kg
付属品 コーン型スパイク×6、転倒防止スパイク×4、スパイク受け×6、
コルクシート×6、組立用ネジ×16、本体固定用ネジ×4、
オーナーズマニュアル