報道資料

ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

2026年9月2日
株式会社 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-8

デジタル入力を搭載したインテグレーテッドアンプ
「TAD-A1000D」を発売

【TAD-A1000D-S】

【TAD-A1000D-K】

商品名 型番 カラー 希望小売価格 発売時期
インテグレーテッドアンプ TAD-A1000D-S シルバー 3,800,000 円
(税込 4,180,000 円)
10月下旬
TAD-A1000D-K※1 ブラック 3,850,000 円
(税込 4,235,000 円)

※1 受注生産モデル

企画意図

株式会社 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TADL)は、妥協しないものづくりにこだわり、最高の音質を目指したハイエンドオーディオ“Referenceシリーズ”と革新的な技術を取り入れた“Evolutionシリーズ”を市場導入しています。
このたび、デジタル入力を搭載した“Evolutionシリーズ”のインテグレーテッドアンプ「TAD-A1000D」を発売します。本モデルは、昨年発売した「TAD-A1000」の優れたアナログアンプ設計を継承しながら、TADが長年培ってきたデジタル信号処理技術とDAC回路技術を融合することで、アナログ音源、デジタル音源の再生において、音楽の本質を余すことなく描写。同シリーズのスピーカーシステムと組み合わせることで、力強さと透明感を高次元で両立したTADならではのサウンドを実現します。
「TAD-A1000」と「TAD-A1000D」の2モデルをラインアップすることで、純粋なアナログ再生の魅力を追求する方から、最新のデジタルソースを高音質で楽しみたい方まで、幅広いニーズに対応します。

主な特長

1) 回路構成やレイアウトにおける対称性を追求

スピーカーの振動板を正確にドライブするためには、ボイスコイルに流れる正負の電流源を完全に一致させる必要があります。本モデルでは、入力から出力まで完全に独立したアンプをバランス接続したBTL方式を増幅回路に採用。正負電源の対称性のみならず、電源トランスの巻線から整流・平滑・安定化回路まで左右独立設計とし、配置や基板のパターン、配線長に至るまで徹底した対称性を追求しました。また、基準となるアースポイントも、プリアンプステージとパワーアンプステージ、新たに搭載したデジタル入力ステージを完全に分離し、理想的な正負および左右の対称性を実現しています。

2) 高純度・高効率を深化させた大容量電源トランスを採用

電源部には、大容量トロイダル型電源トランスによるリニアレギュレータ方式の回路を採用。電源トランスの内部巻線を直出しすることで、引き出し線との接点を極力削減し高純度化を追求するとともに、直出し線のターミナル、基板マウントターミナル、締結ビスに非磁性のメッキと純銅を採用し、磁性歪を徹底的に排除しています。また、リング型トロイダルコアの導入により巻線との結合を高め、リーケージと振動を大幅に低減。この電源トランスをパワーアンプステージ用、プリアンプステージ用、コントロール用すべてに採用することで、純度が高く、応答性に優れた強靭な電源供給を可能とし、正確なスピーカー駆動を実現しています。

3) 超高C/Nマスタークロック回路「第三世代UPCG※2」を搭載

ディスクプレーヤー「TAD-D700」の開発で培った技術を活かした、TAD独自の超高C/Nマスタークロック回路「第三世代UPCG」を搭載。低位相ノイズを追求した「SCカット水晶片」を採用し、常温発振における温度偏差を極小にすることで熱衝撃を回避。高純度、長寿命かつ極めて安定した高C/Nを保ち、卓越した空間表現とともに、しなやかで力強い音を再生します。

※2 UPCG = Ultra High Precision Crystal Generator

4) 「アシンクロナスUSB伝送エンジン」を搭載

高純度クロックと組み合わせ、DSD256 (11.2MHz) 信号に対応したTAD独自の高品位「アシンクロナスUSB伝送エンジン」を搭載。FPGA内部回路の動作遅延を大幅に低減することで、ローレベル領域における歪特性を飛躍的に改善します。

5) シンプル化にこだわった「高純度DAC回路」を搭載

TAD独自の「電流帰還型アンプ」をI/V変換回路に採用した「高純度DAC回路」を搭載。DAC出力電流を直接帰還する理想的な電流帰還動作により、シンプルで純度の高い信号変換を実現しています。低インピーダンス化による優れた耐ノイズ特性により、プリアンプステージへ高純度な信号伝送が可能です。

6) 高純度プリアンプ回路を搭載

“Referenceシリーズ”にも採用されている高性能な1段増幅電流帰還型アンプを、プリステージのフラットアンプ部に搭載。コンプリメンタリ性を追求するため、FETデバイス1個1個の特性を測定し、プラス側とマイナス側の素子をペアリングすることで、回路動作の安定性を高めています。

7) 高精度ボールベアリングを内蔵した高品位なセンターボリュームノブデザイン

高精度ボールベアリングを内蔵したセンターボリュームノブにより、滑らかな操作感を実現。内部構造の対称性を表現したデザインが、“Evolutionシリーズ”ならではの高品位で美しい外観を演出します。

8) 振動制御技術

プリアンプステージ、パワーアンプステージ、デジタル入力ステージ、電源トランス、コントロールの各機能ブロックは、それぞれ分離された内部5BOXチャンバー構造を採用し、外部からの振動に強く安定したアース電位を確保します。特に電源部は、徹底したシールド構造により機械的・電気的ノイズを低減し、音の純度をさらに高めています。また、スパイク内蔵型インシュレーターによる3点支持構造を採用することで、床からの振動影響を低減したISOマウントを実現。荷重ポイントを明確化することでアイソレーション性能を強化し、音の情報量、力強さ、空気感を向上しています。さらにアンプ背面部には、“Referenceシリーズ”で採用している強固かつ高品位な大型スピーカーターミナルを採用。機械的、電気的な接続安定性を高め、スピーカーケーブルの能力を最大限に引き出します。

9) TADオリジナルパーツを採用

TADオリジナルのラダー抵抗切替型電子ボリュームにより、超高精度なATT特性と低歪率 (0.0005%以下/1Vrms入力時) を実現。オーディオ回路のコンデンサおよび抵抗部品には、磁気の悪影響を排除するため、非磁性部品を採用しています。音質上重要なアナログオーディオ信号用抵抗器と低歪の高品位フィルムコンデンサには、Ni下地メッキのない特殊構造の金メッキOFCリードを使用し、電流ループを小さくする高品位非磁性電極チップ抵抗も導入するなど、磁性歪を徹底的に排除しています。また、新たに搭載した「高純度DAC回路」のI/V回路のフィードバック抵抗には「非磁性高信頼カーボン抵抗器」を、D/A後のI/V回路の入力段及び、プリアンプステージには、厳格に選別、ペアリングされた「FETデバイス」を採用しています。パワーステージの電源平滑コンデンサには、33,000μF×4基の大容量タイプを搭載し、繰り返し試聴と吟味を重ねて開発した、TADオリジナルのカスタムメイド電解コンデンサを採用しています。

主な仕様

定格出力 250 W (1 kHz、4 Ω)
定格歪率 0.05 % 以下 (1 kHz、4 Ω 125 W)
SN比 100 dB 以上
周波数特性 10 Hz ~ 50 kHz、+0 dB -3 dB
利得 (Gain) 41.5 dB
アナログ入力端子 (インピーダンス) バランス × 3系統 (100 kΩ)
アンバランス × 2系統 (50 kΩ)
デジタル入力端子 バランス × 1系統
同軸 × 1系統
光 × 1系統
USB × 1系統
対応サンプリング周波数 (XLR/同軸) 44.1 kHz、48 kHz、88.2 kHz、96 kHz、176.4 kHz、192 kHz
対応サンプリング周波数 (光) 44.1 kHz、48 kHz、88.2 kHz、96 kHz
対応サンプリング周波数/OS (USB) 44.1 kHz※3、48 kHz※3、88.2 kHz※3、96 kHz※3
176.4 kHz※3、192 kHz※3
352.8 kHz※4、384 kHz※4
DSD64※4、DSD128※4、DSD256※4
USB動作環境 USB 2.0 ハイスピード
電源 AC 100 V、50 Hz / 60 Hz
消費電力 130 W
待機時消費電力 0.5 W 以下
外形寸法 440 mm (W) × 200 mm (H) × 553 mm (D)
質量 31 kg

※3 Windows 11、Windows 10、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Mac OSは10.6以降26までで動作を確認しています。

※4 Windows 11、Windows 10、Mac OSは10.6以降26までで動作を確認しています。